店長ブログ

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想像の2倍!?  お気に入りの「ペニーグラス」

本日ご紹介するのはコチラのレアアイテム!!

その名も「ペニーグラス」!

レアアイテムなので、他のショップで売っていたりするのか気になり、何気なく検索してみました。

検索にヒットした何点かを見たところ、愕然としました!

用途が違うじゃない!

お気に入りのアイテムだけに、多くの人に本当の用途を知っていただこうと思い、ブログを書いちゃってます。

まずは、問題のレアアイテム↓

 

冒頭でも紹介しましたが、名前は

「ペニーグラス」または「ペニーリック」と呼ばれています。

年代は1900年前後で、いろいろなスタイルがありますが、最大の特徴はガラスがとても分厚く、かなり上げ底になっているところです。

どのくらい上げ底になっているのかと言うと、今、想像されている2倍くらい上げ底になっています。

ボクがこのグラスと出合ったのは、忘れもしません、5年ほど前、いや、7年?

出合いは忘れたので、気に入っているポイント。

まず、ガラスの質感です。

分厚くて均一でない気泡の入ったガラス。

そしてものによっては歪んでいたりしていい味が出まくっています。

次のお気に入りポイントは、かなり「限定された使用方法」です。

「それだけのために作った」という心意気が好きです。

なので、本来とは違う使用方法(元々の)で広まっているのが残念でなりません。

前置きはこのくらいにして、この「ペニーグラス」の本来の使用方法ですが、

実は「アイスクリーム」専用なんです。

ペニーとは、値段1p(ワンペニー)のことで、このグラスに、1pでアイスクリームを入れてもらえたそうです。

その後、衛生面の問題からコーンに切り替わっていったそうです。

リックとは「なめる」という意味なので名前からもアイスクリームが連想されますね。

アイスをなめやすいように なのか アイスクリーム屋の陰謀なのかはわかりませんが、上げ底で見ためよりも容積が少ないです。

日本サイトの多くのペニーグラスの説明文は、よく似ていて間違われがちなリキュール用のグラスと混同されているようです。

これが似た形のリキュール用グラスです。

 

これも分厚いガラスで、上げ底なんですが、若干深く、ペニーグラスとは雰囲気が違います。

こればっかりは文章で説明しにくいのですが、

場数を踏んでくるとわかる「違い」、好きだからこそわかる「違い」です。

あとは、イギリスで商品を買い付けるときには、売っているおっさん(おばさん)に、年代や用途を聞きます。

知っているものでも聞きます。

そうすると、このペニーグラスに関しては、アイスクリーム以外の用途は聞いたことがありません。

そうは言っても信じられない!という方は、ぜひ「pennyglass」「pennylick」でイギリスのサイトを検索してみてください。

何を隠そう、ボクも覚えたての頃は、リキュールグラスをペニーグラスだと思い、イギリス人に教えてもらったこともあります。

そうやって、物の違いを見て、触れて、話して、覚えてきました。

というわけで、もともとの用途なんてどうでもいいような話ですが、お気に入りのアイテムだったので、取り上げてみました。

興味が出ちゃった方はぜひ下のページを見て欲しくなってくださいね。